母島の釣り⑩
バイト先(居酒屋)の常連さんのお誘いを頂き、オフショアジギングに連れていってもらった。
せっかく釣り仲間がまた1人増えたのに、その方は8月に父島へ移住してしまうので少しだけ悲しい。
7/13
満潮…2:11、16:09
干潮…9:16
この日は8時出船、が、自分のドジで出船時刻を1時間間違えていたため7時前に港に到着。
当然船の前には誰もいないので、しばらくの間、ダイビングショップの従業員の方たちと談笑。
会うたびに「早くGT釣ってくださいよ〜」と煽られるがもう慣れてしまった笑
ちなみにここのダイビングショップの社長さんは、磯の作法に登場する伝説の57キロのイソマグロをギャフ掛けした当の本人。
ロウニンアジTシャツも店内に売られているし、磯の作法読者は立ち寄ってみると楽しいかもしれない。
そんなこんなで時間を潰していると時刻は8時を迎え、あいにくの雨の中出船。
メンバーは自分含めて6人。
母島釣り部の人達以外と釣りに行くのは初めてなので、少しだけ緊張したが、新鮮な気分を味わえて良い気分転換になった。
趣味が共通だとすぐに打ち解けられるのでとても良い。
これから先、中学同期や高校同期のように心を許しあえる友人はなかなか出来ないだろうから、趣味が人脈に直結してくるのだろうなあとか思ってみたり。
そんなこんなでポイントに到着。
今回は姉島周りの水深100-150メートル帯を攻める近海ジギング。
筋肉に自信がないし、ジギング初心者なのでディープジギングに不安があった自分に気を遣って水深の浅いポイントを選んでくれた同行者の方たちに感謝。
朝一の一流しめ、ジグが着底したのを確認し、ワンピッチワンジャークを開始するといきなりヒット!
フと隣を見ると、左舷で竿を出していた6人全員の竿が曲がっている。
ダブルヒットを大きく通り越してセクスタプルヒットだ(笑)
上がってきたのは4〜5キロくらいのヒレナガカンパチ。
お手頃サイズだけど、初めて釣る魚はサイズに関係なくとても嬉しい。
一流しめからこれなのだから、今日は爆釣だなと確信したが、なんとそこから全員ノーヒットの時間がしばらく続く。
ジグが真っ直ぐに海底に沈んでいくのから察するに、潮がまるで流れていない。
釣り自体ほとんどやったことがないという学校の先生は、船酔いで終始マーライオン状態だった。
自分は最近、船酔いの頻度が激減したし、少しはたくましくなったなと実感(笑)
マーライオンと化した先生を横目に、渋いながらもジグをしゃくり続けるとポツポツと魚からの反応が。
結局自分はこの日、カンパチ3本とカッポレ、あとアカハタモドキ(?)を追加して夕まずめを迎えた。
最後のポイント、近海からはなれ結構沖の方に出てきた。目の前には鳥山。
トッププラグを投げたかったけど、今回は水面直下ではなく海底付近の食物連鎖を楽しむ日なので、我慢して250グラムの鉛の塊を海に放り込む。
水深はこの日最深の160メートル。
ジャカジャカとジグをシャクっていると隣でやっていた父島から来たジギンガーの方が何かデカそうなのをかけるもフックアウト。
聞くと底から30メートルほどのところでヒットしたらしいので、自分もいつもより長めにジグをしゃくり続ける。
と、ガツンといい当たりが!
竿尻を脇に挟み2度、3度追い合わせを入れてやると、ジャーっと一気に糸が出される。
走る魚だ。
脇挟みのまましばらくファイトして、糸ふけが十分に取れたところで竿尻をギンバルにセット。
深いところで10キロ以上の魚をかけるとめちゃくちゃ重たい。
よいしょよいしょとポンピングを繰り返し、ようやく上がってきたのはキハダ。
オフショアで釣るにしてはまだまだキメジサイズだけれど、最後の最後にこの日1番の魚を手中にできて良かった。
これを最後に納竿。
終わってみるとまさかの自分が竿頭だった。釣りにおけるビギナーズラックは本当に侮れない。
普段ジギングをしないから、適当に持っていったハイギアのリールが、この日の潮が緩かったこともあり功をそうしたのだろう。
ラッキー!
ところでオフショアジギング、普通にハマってしまった。
どう見てもエサには見えない鉛の塊が、はるか150メートル海底に潜む魚たちを狂わす。
最初に思いついた人、絶対天才だ。
今回はアマゾンで適当に買った、メロン屋工房のウィークベイト SDを使っていたが、他にもオススメのジグとかあったら是非教えて欲しいです。
8月の頭に1週間ほど、サンゴ漁の手伝いに行く予定なので、船長さんに頭を下げてジギングもやらせてもらっちゃおうと思案中。
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ロッド:ブラストJH59HS
リール:ツインパワーsw8000hg
本線:pe4号
リーダー:フロロカーボン80lb