備忘録

大きな魚を、磯から、ルアーで。 釣りに魅せられた20歳の学生が挑んだ半年間の備忘録です。~令和元年4-9月~

母島の釣り⑤

前日(6/1)の海況が予想以上に良かったので、翌日(6/2)も急遽沖磯に乗せてもらうことになった。

無理なお願いをこころよく引き受けてくれた船長さんに感謝。

 

6/2

大潮

満潮…4:50、18:19

干潮…11:34

 

この日は島周りの磯ならどこでも乗れそうなほどのべた凪。

まずはサワラ根を偵察に行ってみると既に先行者が。

とういわけで前日同様、まずは鬼岩へ。

この日は前日とは違い、西側から東側に向かう潮の流れが沖に出ていた。

果たしてこれが吉と出るか凶と出るか…

 

思い思いのポイントで釣り開始。鬼岩は磯としてはかなり大きな磯なので釣り座がたくさんあり釣りをしやすい。

朝一、まずはKさんに15キロほどのイソマグロのチェイスがあるものの乗らず。スイッチが入っているわけではなく、何となくルアーについて来た、という感じのチェイスだったらしい。

 

その後2時間ほど3人ともノーバイト。

どうやら西側で湧き出す潮に冷たい水が混じっているらしく、魚の活性が少し下がってしまったようだ。

 

海は本当にわからないなあ

なんて3人でボヤいていると突然の大きな水柱。水柱の下には自分のルアー。

 

乗った!

 

2度3度追い合わせを入れて竿尻をギンバルにセットする。一連の流れが自分でも驚くほどスムーズに行えてなんだか気持ちがいい。

かかった魚は猛スピードで斜め下方向に向かって走り、50メートルくらい走ったところで止まった。

竿に伝わる重量感が半端じゃない。

重そうにファイトする自分の姿と魚の走り方を見て、「GTかもしれないね」とMさんとKさんが後ろでささやく。

自分も、昨日とは明らかに異質な魚の重い引きに、本命である事を期待する。

2分ほどファイトしたところで魚が浮いて来た。

GTか!!??

見えて来たのは黄色いヒレ。またキハダだった。

ルアーが背中に掛かっていたため、通常よりずっと重たく感じたのだ。

ルアーの掛かり所のせいでどんなに頑張って浮かせても空気を吸わせる事が出来ず、手前で何度も走られたがなんとかランディング成功。

昨日に続いて17キロのキハダだった。

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手前で何度も走られたためリーダーは真っ二つに。使用していたリーダーは飛距離と食わせ重視のフロロ30号。やはりどんなにリーダーを細くしてもフロロの100lbが一つの境目な気がする。

 

 

血抜きを済まし、自分は後ろの方で痛んだリーダーを結び直す。MさんとKさんはひたすらルアーをキャスト。

が、乗らない。

前日とは明らかに魚の活性が違うようだ。

 

リーダーを結び終えるも、なんだか連日の猛暑とキハダとのファイトで疲れてしまったので、少しの間カニを捕まえて遊んでみる。

すばしっこい動きをするため、なかなか捕まえるのが難しい。

一匹捕まえたところで、これを餌にしてみようと思い立った。

早速針にカニを1匹丸ごと刺し、海に投げ込みのんびりアタリを待つ。最高の気分転換だ。

ルアーが渋いのでKさんも自分と並んでカニを餌にしてエサ釣り。すると早速Kさんが何かを掛ける。

 

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おいしそうなフエダイ。小笠原の海の豊かさを再認識させられる。

 

自分はというと、カッポレが何度かカニをつつきに来るものの、針が大きすぎて釣れる気がしないのでルアー釣りを再開。(というかKさんのフエダイを見てなんとなく満足してしまった)

前日の疲れが残っているからか、3.4投してはお茶を飲むの繰り返し。

 

そんなこんなで10時までやって3人ともノーバイト。ここで磯を変える。

 

向かった先は島の北東部、臥牛角(がぎゅうかく)。かつてKさんのラインのプロフィール画像になっていたポイントらしい笑

 

開始早々、Mさんのルアーに何かがバイト!

運悪く乗らなかったが、朝からノーバイトだったMさんは少しご機嫌そう。

 

イソマグロの実績があるポイントと聞いたので、自分はイソマグロ狙いでマグナムミノーを投げ続ける。

すると何投かして、7キロくらいのイソマグロが2匹マグナムミノーを追尾して来た。

そして片方のイソマグロが超磯際でバイト!

が、フッキングを決め、数秒ファイトしたところでルアーが抜けてしまった。

足元で掛けると追い合わせを綺麗に決めるのがなかなか難しい。(後で聞いたところ、足元で食わす時はルアーを止めて食わすと綺麗にフッキングが決まるらしい)

 

その後、終了直前にKさんがキメジをキャッチして納竿となった。

2日間竿を振り続けた事による疲労で、船の上ではずっと寝ていたが疲れは全く取れず、夜からのアルバイトは眠くて眠くてどうしようもなかった笑

 

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賄いに自分が釣ったマグロ丼が出てきた。

疲れと思い出とが相まって、今まで食べたどのマグロよりも美味しく感じた笑(ビールが飲みたくなったけど勤務前なのでグッと我慢)

お店に来てくれたお客さんも、「今日の刺身は僕が釣ったマグロです!」と言うと注文してくれて、おいしいおいしいと言って食べてくれた。

なんだか心温まる1日だったなあ

 

 

 

 

 

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キハダ

ロッド:ショアゴリラ 100xxh

リール:ツインパワーsw14000xg

本線:pe6号

リーダー:フロロカーボン30号